画像に意味はないです。もふもふでかわいいね。
愛とは何か。実は面接で一度だけ質問されたことがあります。
「あなたにとって愛とは何ですか？3分ほど考える時間を与えますので理由も一緒に答えてください。」
当然面接受ける側も動揺しました。他に受けてた3人、東京の由緒ある大学に通いながら、在学中に移動式のパン屋を立ち上げすごい売り上げを叩き出した話(うろ覚え)をした女の子も動揺してる風に見えました。
そんなスーパー学生を前にして、私が話すエピソードでは明らかにパワーが劣っています。このままでは印象が薄くなり弾かれるのは明白…ここは一発逆転のチャンス…そう思いました。
しかし、残念ながら私は22年間彼女がいない身、愛されたのは両親と祖父母のみです。こんな人生で愛？何を語る？どういう切り口から攻める？話の組み立て方は？オチは？笑いを取りに行くか？真剣に話すか？
いろいろ考えました。3分間とは思えないほど悩み込みました。シャドウバースなら2ターンぶんの思考時間をもらえたわけですからね。長く感じました。
永遠にも感じる3分が終わった後、私は話しました。簡潔に、かつ自分の考えていることが伝わるように。愛はその人の人生を左右するものであること、強すぎる愛は心を縛る鎖にもなることを。
自分のエピソードも交えて。
このブログを読む人ならわかってしまったでしょう。
追い詰められた自分はインパクトを残そうとするあまり、自らが10年以上前に仲が良かった女の子をいまだに忘れられていない犯罪者予備軍だということを声高らかに宣言してしまったのです。
「ゆーみんさんは体験談を交えながら話を膨らませて、説得力を持たせられる方なんですね～。うちではそういうたくさん話せる人、求めてますよ～！」と笑顔で話してくれた人事の人の笑顔が忘れられない。目の前に犯罪者予備軍のキモオタを置きながら、笑顔を崩さなかった。
すごいな、と思う。自分には多分できないから。
当時はインパクトを残せたかもしれないと達成感があった。
いや、ある意味インパクトは残していたのかもしれない。とんでもない方向に。
そりゃあ落ちる。
オチなし。
人生希望なし。
致し方なし。
退路なし。
