ゆみブロ

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出逢えた奇跡は 何より宝もの

ついにこの日が来てしまった。そんな事を思いながら、行きの新幹線の座席に座ったのをよく覚えている。明日、もう一度この名古屋の地を踏む時、自分はどんな感情何だろう。悲しい?寂しい?清々しい?そんな感情が渦巻く中、東京へ向かった。

 

目的はもちろん、2/4、2/5に開催された虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会UNIT LIVE!~#AZUNA LAGOON~への参加のためである。

 

言ってしまえばナンバリングライブではないユニットライブではあるが、今回ばかりは特別な感情だった。詳細はここでは省くが、今回のステージが恐らく楠木ともりさんがステージに立つ最後の機会となる。

 

 

本人は「あくまでもA・ZU・NAの1stライブである」といった旨のツイートをしており、自分のせいでライブのムードが変わってしまうことを限界まで避けたいようだった。

 

 

しかし、見る側はそういうわけにもいかない。繰り返すが、そういうわけにはいかない。どうしてもそっち方面に感情が高まってしまう。

 

 

2日前に声出しが可能になることが発表された。自分が参戦したライブではラブライブ!フェス以来の声出しライブとなる。

そして、同時に今回のライブを機に虹ヶ咲のオタクを引退することも決めた。

 

そんなこんなで東京に着き、良い感じに時間を潰し、ついに激動の2日間、オタク最後の2日間が始まった。

 

それぞれの曲についての感想は今回は省くことにする。ただ、Maze TownとHappy Nyan Days、そして声出しのLove U my friendsを出来たのは本当に良かった。

前のブログでも書いた気がするけど、本当に4thライブの記憶があまりないから、ようやく自分の中の4thライブが終わった気がした。

 

A・ZU・NAらしいハチャメチャテーマパークセトリに王道of王道の全員曲、そして仲良し3人のMC。文句なしのライブでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、今回の記事はここからが本番。

 

 

 

day2のCHASE!、間違いなく今までで一番良いCHASE!だった。
これを聞いてどっぷりせつ菜推しになったし、あの曲がなかったら今アーティストとしてデビューした楠木ともりを追ってなかったと思う。
1stの後は思うようにパフォーマンス出来ない状態が続いててそれが今日まで心に引っかかってたけど、day2のCHASE!は本当に魂を感じた。シャウトだけじゃなくて、細かい手先の動きや声の抑揚、本当に楽しそうだった。俺が好きになった楠木ともりと優木せつ菜だった。
同時に、CHASE!くらいからああ、本当にこれで終わりなんだなって思って寂しくもなっちゃった。やっぱりCHASE!にはオタクの声があってこそだし、オタクを煽って満面の笑みで歌に入る楠木ともりが好きで何回も、本当に何回も1stを見返してたから本当に良かった。

もう一回書くのも疲れるしツイートそのまま貼ったけど、CHASE!の感想はこれ。

 

上に貼ったツイートがあったから、今回のライブはあくまでも「A・ZU・NAのライブ」として進行していくものだと思ってた。

day2の2人目のMCまでは。

以前から「最高のライバルであり友達」と語っており、プライベートで遊びに行っているような仲の前田佳織里さんが突如としてその件に触れ、堰を切ったようにこれまでの想いを語りながら泣き始めた。

 

まさかこうなるとは。

周りの反応的にその件には触れないようにする取り決めがあったっぽいが、それでも、それでもその話に触れ、ともに戦ってきた仲間へ感謝の気持ちを紡ぎ、涙でぐちゃぐちゃになりながらも気持ちを話す前田佳織里さんを見たあたりからもうだめだった。

 

day2は1秒1秒を嚙み締めようとしてたけど、もう本当にだめだった。

 

そして突入した大西亜玖璃さんのMC。正直ここも泣いて大変なことになるだろうと思ってた。でも、そんなムードの中でも流されずに自分の言いたいこと、今言わなければいけないことをきっちり言い切り、自ら泣かなかったことを話題に挙げ場を盛り上げるという離れ業を見せられた。

 

これもだめだった。あんなに泣いていた大西亜玖璃さんがまたもや、この状況ですら自らの立ち位置を把握してやるべきことをやっている。

もう、もう……

 

そして突入したTOKIMIKI Runners。これが本当に最後の「優木せつ菜役 楠木ともり」だと思うと涙が止まらなくなったが、必死にこらえて一挙手一投足を目に焼き付けた。

 

最後のサビを3人で寄り添いながら歌ってる姿も、最後に客席全体へあいさつに行った姿も、ぼやけ始めた視界の中で見えたもの全て目に焼き付けました。

 

5thライブの時に、「思い入れが強すぎて歌えなくなっちゃう」と泣きながら話してたTOKIMIKI Runners。

虹ヶ咲の活動にはずっと一緒だったTOKIMIKI Runners。

あの会場でも、この会場でも、どの会場でも歌ったTOKIMIKI Runners。

聞いてたら本当にたくさんの事を思い出していました。

 

これまでの事はもちろん、もしかしたらありえたかもしれない「これから」の事も。

 

でもそれは実現しない。11/1からずっとモヤモヤしてたその事実を受け入れ終わるのと同時に曲が終わり、ライブも終わった。

 

 

「規制退場ニキ」のアナウンスが聞こえてくるも、ただ涙が止まらなかった。

 

なぜかはわからない。ただ、ひたすらに涙が止まらなかった。

 

 

それから一夜が明け、いつもと変わらない朝がやってきた。

普通に仕事に行き、普通に帰る。

ただそれだけ。それだけなのに、なぜか体が軽かった。心がどこかすっきりしていた。清々しかった。

やり切った感覚って、こういうことなのかもしれないと思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、正式に虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会のオタクから一度身を引くことにした。

 

 

今の精神状態からもう一度エンジンをかけるにはかなりのエネルギーが必要だと思ったから、一度身を引くことにした。

 

 

あのMCを聞いておきながらこんなものを世に出すのは少し気が引けるが、どこかに今の感情を残しておかないとどうにかなってしまいそうだった。

 

 

これまで足掛け5年以上、間違いなくオタク人生で一番熱を持てたコンテンツだったと思う。幸せなオタク人生だった。

 

 

「出逢えた奇跡は 何より宝もの」

 

 

一番好きな曲の、一番好きな歌詞。虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会との出会いという宝ものに感謝して、3/31に一度眠りにつきます。

 

 

 

 

 

またいつか、どこかで会いましょう。

 

 

おやすみなさい。