勝利の女神が微笑む スタンド揺るがす一振り
アーチを描け Go! バレンティン
ではなく。
今日は2月14日、バレンタインデーです。
Twitterではもらえたもらえてないだのマウントや自虐ツイートで溢れ、神絵師たちはチョコをおっぱいに垂らして誘惑する女の子のイラストやチョコを作るために奮闘する女の子のイラスト、チョコを渡す瞬間のイラストをこれでもかと投稿する時期です。
私は「チョコ失敗しちゃったけど渡しに来ちゃった…系のお姉さんのイラスト」が好きです。良い感じのイラストがあったらDMお待ちしております。
今回のブログは、私ゆーみんのバレンタインデーの思い出を少しだけ語りたいと思います。
あれは中学1年生ももうすぐ終わりが見えていた2013年の1月の終わり、僕は一人の女の子と仲良くなっていました。
私とFF歴が長い方ならこの時点で少しピンと来ているのではないでしょうか。
この記事では…そうですね、美樹さんとでも呼びましょうか。
片田舎の芋中学生でも一丁前にカップルだの誰が付き合ってるだのが活発な学年だったので、誰が渡すらしい、あの子がバレンタインで勝負をかけるらしいという噂が流れていました。
さて、当然私も男。仲の良い女の子がひとりいればチョコが欲しいのは必然です。
そこである日の帰り道、自転車を漕ぎながら美樹さんに聞いてみました。
「誰かにチョコ渡す予定ってあるの?」
今にして思えばあまりにも愚かな発言でした。こんなのはもう、チョコが欲しいと言っているようなものです。
それに対して美樹さんは少し驚いたような表情で
「え?〇〇(私の本名)は私からチョコ欲しいの?」
見破られている。何もかも。
そりゃあそう。直接聞いたんですから。
さて、それに対する私の返答が
「いやまあ…そりゃあできたら欲しいけど…美樹が作るならでいいよ…」
この男、攻めるべきタイミングで攻められない。
ええ、それは今もです。10年近く経った今も、女の子との関係は無くなったもののありとあらゆる場面でチキり続けています。
さて、その後どうなったか
時は流れバレンタイン当日、私は美樹さんに呼び出されました。
「誰かに見られる前に早くカバンにしまって!」
と、彼女が恥ずかしそうにスっと差し出すのは小さな紙袋。
何と、もらえたのです。
そう、何と、もらえたのです。
驚きすぎて声が出ませんでした。とりあえずもらった物をカバンにしまってお礼を言うと、美樹さんはすぐに走り去っていきました。
ちなみにチョコではなくチョコ味のクッキーでした。甘くておいしかったです。
まあ、この半年後に色々なことがあって両想いだと思って告白したら美樹さんにはフラれたんですけどね。
それはまた、別のお話。