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ラブライブ!サンシャイン‼︎The School Idol Movie Over the Rainbow 感想

去る1月4日、「ラブライブ!サンシャイン‼︎The School Idol Movie Over the Rainbow」を観賞しました。f:id:You_min:20190106023012j:image

 

鑑賞したのは前回の映画と同じ、愛知県名古屋市名古屋駅前にあるミッドランドスクエアシネマズです。映画館まで行くのにルイヴィトンなどの高級ブランドの店の中を歩きます。オタクにはきつい。

 

 

 

 

〜〜ここからネタバレ〜〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

初回視聴後僕「Saint Snowの新曲かっこよすぎんか…?」

そうです、Saint Snowの新曲があまりにもかっこいいのです。今作中でSaint Snowは、3年生が抜けて揺れるAqoursへ厳しいともとれるアドバイスを送る立場で描かれていますが、理亞ちゃんの成長も描かれています。

姉と挑める最後のラブライブで、自分の失敗によって姉の夢を壊してしまった理亞は、自分で新たなアイドルグループを立ち上げもう一度ラブライブ優勝に向けて動き始めますが、理亞のラブライブに対する熱と他のメンバーの熱の差が激しく、1人また1人と離れていく描写がされ、最終的には1年時の矢澤にこのように1人になりました。

「姉さまのために」「Saint Snowと同じものを作る」といった概念に縛られ、自分を見失っていました。そんな思いを汲み取ったルビィは、理亞のAqours加入の話を断わり、理亞が叶えたくて、どうしても叶えられなかった夢である「2組だけのラブライブ決勝 延長戦」の開催を提案します。ざっとこんな流れでSaint Snowの新曲が流れるのですが、めたくそかっこいい。

Saint Snowといえばの重低音から響き始め、中盤での2人の連続して歌うところはとてつもなくかっこいい、かっこいいしか言えない自分の語彙力のなさがとてもつらい。とにかく見て欲しい。聞いて欲しい。早くライブであれを聞きたい、クソ寒くてクソ暑いメットライフドームであれを聞いて高まりたい、棒振りたい、声出したい

 

Saint Snowの感想ばっか書くとこいつAqours嫌いなのかよって思われるからきちんとAqoursにも触れます。叩かないでください。

 

 

 

Aqoursから見る映画

① 新しいAqours、6人のAqoursについて

黒澤ルビィの成長

③ 終わりを描いたμ's、終わりのその先を描いたAqours

④ 渡辺月とAqours

⑤ ラストシーンの考察

 

① 新しいAqours、6人のAqoursについて

冒頭は12話でWONDERFUL STORIESを歌った後から始まり、冒頭でいきなり歌い出した1曲目の最後には2期12話で閉まった幕が上がる演出とともに、タイトルがデカデカと映し出され、ついに映画が始まるんだなあと感じさせられる。

今回の映画では、一貫して「6人のAqours像」とは何なのかを追い求める作りになっており、1年生にスポットライトが当たる機会が多い。イタリアでライブする場所を決める時も、前述の理亞Aqours加入の話が持ち上がった時も、1年生、特にルビィ(ここが②に繋がる)が自分たちの答えを自ら発信しており、3年生が抜けた事による1年生3人の成長が描かれていた。まあ1人はイタリアで聖天使になったりバルコニーから落ちたりしてたけど

 

 

このように1年生にスポットライトが当たるのは、2年生が変わっていく物語はアニメ2期で一旦は完結の形を見せており、Aqoursが6人となって大きく変わる、変わらざるを得ない上では1年生の3人が変わる必要があったからだと思う。

最後のライブ前の練習シーンでは砂浜でのランニングの際に1年生が2年生をリードするシーンなども盛り込まれており、引っ張られ続けていた1年生が先頭にも出る事を示しており、新しいAqoursの形を示していた。

 

 

黒澤ルビィの成長

前述の通り、今作では1年生の成長にスポットライトが当たる機会が多かったのだが、中でも黒澤ルビィが作中で見せた成長は凄まじく、理亞加入の件では理亞の意思はAqoursに入ることでは無い、理亞の悩みはAqoursに入っても解決しないと姉が卒業した彼女の悩みを理解する者として解決策を提案し、姉のブラッシングを断わり、最後のライブ前のシーンでは1人で舞台上に立ち、3年生が抜けた新たなAqoursを見ていってほしいという意思表示までしていた。なんとこの女、この数十分前にはイタリアの運河の横で「うゆ…うゆ…」と謎の仮面を前に泣きそうになっていた。人間の成長は恐ろしい。俺もイタリア行こうかな…

絶対次のAqoursのリーダーは黒澤ルビィだなあと感じさせられた。強い子。

 

 

③ 終わりを描いたμ's、終わりのその先を描いたAqours

正直μ'sの名前を出すのはもういいと思っているのだが、ラブライブの映画を語る上ではやっぱりμ'sの映画には触れる必要がある。

μ'sの映画は終わりだけを描き、未来についてはほとんど描写されていない。(雪穂とありさが語ったくらい)

しかし、今回の映画のエンドロール中には、スクールアイドル勧誘のチラシを配る理亞に声をかける女の子の描写がされており、「その後」の展開がはじめて描写された。

さらに、最後の曲を6人のAqoursが歌っている時に、3年生が去る描写もされていた。

これもまた間接的に「その後」の描写となっており、ラブライブ!サンシャイン!!の持つ特性が垣間見える。

「終わりのその先にも未来はある」というテーマをラブライブ!サンシャイン!!ならは一貫して感じる。

 

 

④ 渡辺月とAqours

曜ちゃんのいとことして登場した渡辺月は、イタリアでのガイド役、そしてAqoursの統廃合先の学校の生徒会長、ボクっ娘、そしてボクっ娘とこの話における役割がとても多かった印象。いや別にボクっ娘好きとかじゃないから。

このキャラ、ぶっちゃけ前回の謎のシンガーのようにやんわり物語に関わってくるのかなあと思ってたらボクっ娘だし結構ガッツリ物語に関わってきてびっくりした。ボクっ娘

この映画における渡辺月は、Aqoursに関係ない人間がAqoursを通じてスクールアイドルの良さに目覚める過程を描き、ファンになっていく過程を鏡に映してそのまま映画に落とし込んだらこうだろうなというイメージ。特にSaint Snowとの決勝の後のセリフは必見。ここに渡辺月を通じて伝えたかったものが詰まってる。

見てる時「月」と「曜」で「月曜」とか考え始めて全然集中できなかったのは内緒。

 

 

 

⑤ ラストシーンについて

まず一言

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

絶っっっっっ対にあれは虹じゃない

 

 

 

 

取り乱しました。あれを虹ヶ咲だとか言ってる人間が検索かけたらチラホラいたので燃えてしまいました。2019年の目標は炎上しない事です。よろしくお願いします。

 

 

 

 

あのラストシーンから俺が感じた物は、Aqours聖地巡礼される程のアイドルになったということ、Aqoursもまた、スクールアイドルの良さを伝えて夢を与える側に回ったということでした。

砂浜に書かれたAqoursの6文字はもう消えない、Aqoursは概念となって、まだ見ぬスクールアイドルの卵に輝きたいと思わせ、第2第3のAqoursが産まれるきっかけを作ったのだ

 

 

 

 

要約すると

Saint Snowすごい

・色んな視点から見ることが出来る

ボクっ娘はとても素晴らしい

 

 

 

 

 

 

 

まとめ

またまだ自分の中でしっかり理解しきれてない部分もあるので、まだ何回も見に行くと思う。ここに書いた感想とは全く別ベクトルの感想を持つかもしれない。でも、ここに残した俺の初日視聴の感想は揺らがないし、とても良い映画だったのは間違いない。ラブライブ最高。